〒386-0018 長野県上田市常田1丁目10-78
当院では、お子様の健やかな目の成長・健康をサポートするため、小児眼科外来に力をいれております。視能矯正のスペシャリストである視能訓練士も複数名在籍しており、斜視・弱視専門医による専門外来も行っております。お子様の目の発達の大切な時期に、お子様が無理なく楽しく検査ができ、より良い治療が行なえるよう、サポート致します。
強い遠視や乱視があるためにピントが合わなくておこる弱視です。
斜視である⽅の⽬を使わないことが原因で起こる弱視です。
上記のようなことがある場合、もしかしたら弱視が隠れているかもしれません。
弱視の状態や原因、発達・家庭環境などにより、検査や治療法が変わります。
当院では専門の国家資格をもつ視能訓練士が複数名在籍しており、お子様・ご家族の方と相談しながら、お子様の発達の大切な時期に、何ができるかを一緒に考え、治療を進めてまいります。弱視は早期発見、早期治療が大切です。少しでもご心配なことがありましたら、当院までお問い合わせください。
通常視線は、両目ともに同じ方向に向かってそろっています。斜視とは、左右の視線が違う方向に向いてしまっている状態です。視線のずれの方向によって内斜視(より目)、外斜視(外れ目)、上下斜視があります。斜視の状態では両眼視(両目での立体感や奥行き感)の異常や弱視になってしまうことがあります。
一見斜視のようにみえますが、見かけ上のもので本当の斜視ではありません。
鼻根部が低い乳幼児によくみられます。年齢とともに目立たなくなってきます。
外斜視は、片目が外に向いてしまう状態です。常に外に向いてしまうタイプ(恒常性外斜視)と、時々外を向いてしまうタイプ(間欠性外斜視)の2つに分けられます。
間欠性外斜視の場合、まずは眼鏡矯正(必要に応じてプリズム眼鏡)、輻輳練習、通院にての視能訓練などを行ないます。恒常性外斜視や間欠性外斜視の程度が強い時は、外科的治療が必要になります。
内斜視は、片目が内に向いてしまう状態です。原因により、いくつかの種類があります。
生後間もない時期からみられる内斜視です。乳児期は視力や両眼視の発達に重要な時期のため、早期治療が大切です。プリズム眼鏡の装用や、早期手術などが必要になるため、全身麻酔の可能な専門機関へ紹介となります。
遠視が原因で生じる内斜視です。
1歳6ヶ月~3歳の発症が最も多くみられます。きちんと矯正された眼鏡をかけることで斜視は改善します。
目の位置が上下どちらかにずれている状態の斜視です。
目を動かす筋肉が麻痺しておこる斜視です。
脳梗塞や脳腫瘍、糖尿病などが原因となります。
上記のような症状がみられたら、斜視がかくれているかもしれません。
両眼視の感受性期は、生後3か月頃から2歳までがピークとなるため、上記症状がある場合は、早めの眼科受診をお勧めいたします。
視力の発達・目の位置の矯正のために眼鏡を装用します。斜視になっているほうの目が弱視になっている場合は、先に弱視治療を行います。
両目でものを見て奥行きや立体感を感じられるよう訓練を行います。
斜視の状態によっては手術が必要になることがあります。全身麻酔が必要な場合や複雑な斜視の場合は、大学病院など専門施設へのご紹介になります。
局所麻酔が可能な年齢(中高生以上目安)であれば、当院でも手術可能です。
原因となる疾患が明らかな場合は、まずはそれに対する治療を脳外科、神経内科、耳鼻科など、他科との連携を取りながら進めていきます。
明らかな原因がない斜視の場合、発症後3-6か月は自然治癒の可能性があります。適切な検査をしたうえで症状の変動がなくなってきた頃、斜視の程度が軽度な場合は複視の症状を助けるプリズムを用いた特殊な眼鏡を使用します。
整容的な斜視改善目的で、外科的手術を行うこともあります。
形態覚遮断弱視
先天⽩内障や眼瞼下垂などの状態が原因で⽬に⼗分な光が届かないためにおこる弱視です。